三原 健
三原健は1958年島根県に生まれ、23歳から舟木健二に師事しました。この経験は、彼の形、素地、そして焼成へのアプローチに深く影響を与えました。出雲地方の静かな風景と古代の文化層に影響を受け、抑制されたフォルム、鉄分を多く含む粘土、そして高温焼成を繰り返すことで生み出される繊細でニュアンス豊かな表面を特徴とする、彫刻的な陶芸言語を確立しました。
彼の作品はしばしば、重みと静寂のバランスを巧みにとり、典型的な器や茶器のフォルムを想起させながら、彫刻的な領域へと大胆に踏み込んでいます。あからさまな装飾ではなく、焼成による効果、灰の反応、そして土の質感が作品の特徴となり、物理的な存在感と瞑想的な静寂の両方を伝える作品を生み出しています。
三原氏は、日本陶芸展、朝日陶芸展、日本伝統工芸展、田辺美術館主催「茶の湯の造形展」など、日本を代表する数々の展覧会に出品・受賞しています。また、欧米でも広く作品が発表され、国際的な評価を確立しています。
彼の作品は、田辺美術館やニューオーリンズ美術館など、数多くの公共・個人コレクションに収蔵されています。三原健は今日、伝統的な感性と現代的な彫刻表現を融合させ、静かなる力強さを湛えた作品で、現代日本陶芸界の旗手として高く評価されています。
作品「唱歌」も展示された展覧会 デジタルカタログ
