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Nakagawa Joeki

Superb Bronze Vase ー中川 浄益, 瑞翁宗左 "花入 波銀象嵌"

Superb Bronze Vase ー中川 浄益, 瑞翁宗左 "花入 波銀象嵌"

Item Code: K339

通常価格 ¥516,900 JPY
通常価格 セール価格 ¥516,900 JPY
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中川 浄益による 銀波象嵌の青銅製花瓶で、十二代目表千家 茶道家の惺斎の筆跡が入ったオリジナルの木箱に収められています。ボリュームのある胴体は 裾に向かって広がり、八面の台座に乗っています。高さ33cm、直径24cmで 状態は良好です。特注の錦袋に包まれ、文章と目録検査メモが貼られた木箱に収められています。台座には「中川浄益 造」と彫り込まれた署名がシンプルに記されており、箱には「中川浄益」の下に焼印が押されています。蓋には「浄益作」の署名と題名「花入 波銀象嵌」の後に、成斎の花押「好」の文字があります。

十代目 中川 浄益 (1880-1940)は 中川家の十代目当主です。十代目中川家は、各流派に茶器を納めていた十石系の一つで、青銅器の製作を担当していました。九代目と十代目が最盛期だったと言われています。十代目中川浄益は1911年から1940年まで 三帝の治世に渡り家業を営み、当時の茶人たちから大変寵愛を受けました。

敬翁 宗左(1863-1937)は 1892年に表千家12代家元となりました。明治28年からは明治天皇に茶の湯を伝授し、明治時代前半の茶道人気の衰退後、茶道復興の最も強力な推進者の一人でした。1906年に焼失した表千家の再建にも尽力しました。浄益などの茶道家元とともに 彼らは20世紀に茶道を持ち込み、一部の者だけが楽しむものから 広く一般に親しまれるものへと広げました。彼はその多忙な生涯の中で、署名を3回も改名したことで知られています。この家紋は、大正時代初期、1915年頃から見られるようになりました。

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