Sculpture, “Wind enclosure” ー加古 勝己 “風郭”
Sculpture, “Wind enclosure” ー加古 勝己 “風郭”
Item Code: KK9
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加古勝己による2018年のダイナミックな彫刻作品は、「風郭」と題されています。作者の署名入りの木製板が付属します。頑丈な木製の台座から立ち上がるそのフォルムは、デザインによるというよりも持続的な内部の潮流によって形作られたかのように開かれ、波打ち、非対称的にバランスの取れた連続した線として展開しています。作品が囲む空隙は粘土そのものと同じくらい重要であり、視点の変化ごとにその表情を変える、活性化された内部空間です。
表面は釉薬がかけられず、土の素材の生の生命力を露わにしています。詳しく見ると、緻密で触感のある肌、微細な道具の跡、粒状の混入物、小さな亀裂が作家の手の即時性と粘土の抵抗感を伝えています。窯の錬金術によって変容が起こる釉薬を施した作品とは異なり、ここでは表現は直接的な接触、つまり彫刻、切断、成形といった行為が媒介されることなく保存されています。質感のある粘土の形から滑らかで暗い木製の台座への移行はこの対比をさらに際立たせ、作品を固定しつつ陶磁器の要素がその上にほとんど浮いているように見せています。この彫刻は、内部と外部が連続的な動きに収束し形が不在によっても存在によっても定義される、境界と流れに関する加古氏の探求を体現しています。サイズは42.6 × 20 × 75 cmで 完璧な状態です。
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加古 勝己は1965年に京都で生まれ、1986年に嵯峨美術短期大学 陶芸科を卒業。1988年には日展、朝日陶芸展、京都市美術館で開催された京展に選出され、1989年には日本陶芸展、美濃国際陶芸展に入選。以来、これらの名だたる展覧会で何度も展示・入選・受賞しています。1991年には兵庫県西脇市に窯を築き、1994年にはオーストラリアのメルボルンで制作活動を行い、2001年には2番目の窯を築きました。2004年には田部美術館で開催された茶の湯の造形展 優秀賞で優秀賞を受賞。2005年には丹波篠山市 上筱見に現在の窯を築きました。2009年には菊池ビエンナーレ展に作品が展示され、翌年には現代茶陶展で奨励賞を受賞、2011年には影響力のあるパラミタ陶芸大賞展に選出されました。2013年にはニューヨーク、2014年には兵庫陶芸美術館(神戸)で展示された。ミネアポリス美術館などに作品が収蔵されています。
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