Rare! Lacquer Writing Box ー諏訪蘇山 “青貝唐閣山水 硯箱” “古稀記念”
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¥1,163,000 JPY
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帝室技芸員の諏訪蘇山 によるこの筆箱には、螺鈿細工で険しい山々の前の楼閣の間をさまよう賢者の大陸の風景が描かれています。青磁の墨石、水指、筆、ペーパーナイフが付属し、署名入りのオリジナルの木箱に収められています。蓋の内側には 梅の花が咲く木の下でオシドリが視線を交わし、その下の雲の間を鶴が舞い上がる様子が描かれています。蓋の下部には赤い漆で署名されています。この作品は 23.5 x 27 x 5 cmで、オリジナルのパッド入りシルク布で包まれており非常に良好な状態です。
初代 諏訪蘇山(1852-1922)は、現在の石川県 九谷焼の産地で生まれ、1875年に東京に移るまでそこで陶芸を学びました。その後25年間、東京と金沢を行き来しながら 様々な窯や研究施設で働きました。1900年に京都に移り、錦光山工房を管理した後、自分の工房を設立しました。彼の名前は青磁と洗練された磁器の代名詞となり、帝室技芸員と名乗ったわずか5人の陶工のうちの一人でした。帝室技芸員は帝国美術院の会員で、現代の言葉で言えば "人間国宝の前身" と言えるかもしれません。しかし、LNTとは異なり 帝室技芸員と名乗る陶芸家は伊東陶山、諏訪蘇山、板谷波山、宮川香山、三代 清風与兵衛の5人だけでした。彼の死後、養女が後を継ぎました。彼の作品は京都国立博物館に多数収蔵されています。