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Kura Monzen Gallery

Rare Antique Narushima Yaki Mingei Pottery Dish

Rare Antique Narushima Yaki Mingei Pottery Dish

通常価格 ¥42,700 JPY
通常価格 セール価格 ¥42,700 JPY
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山形県の成島窯で作られた、珍しい青釉と海泡釉を施したお皿です。19世紀(江戸時代から明治時代)の少し黒ずんだ木箱に入っています。波打つ縁の下には、鉄分を多く含む粘土に櫛目が刻まれており 跳ねる波の模様が描かれています。足の内側には、滑らかで細かい赤い粘土がはっきりと見えます。直径24.5cm、高さ6.5cmで状態は良好です。

天明元年(1781年)、米沢藩主 上杉鷹山は藩財政を支える産業奨励策の一環として成島に窯を開きました。藩の扶持制度に携わっていた相良清左衛門が相馬焼を研究し、その技術を伝えました。成島焼の特徴は、鉄釉をかけた上に灰釉をかけた「なまこ釉」です。なまこは海生生物に由来し、佐賀県唐津焼にも伝わる古来の技法とされています。この様式は、会津本郷焼や奈良岡焼などにも見られ、東北地方に広まりました。なかでも米沢の成島焼は青みがかった色調が特徴的です。藩内の需要に応えるため、水指、口鉢、平皿、飯椀など日用品を中心に焼き物を作り、明治後期まで窯を営んでいました。

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