Porcelain Kogo Incense Case, 1921, Zodiac
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初代 諏訪蘇山作の青磁の香合の蓋の上に、雄鶏が誇らしげに立ち 尾羽がケープのように垂れ下がっています。この香合は帝室技芸院の印が入ったオリジナルの木箱に収められています。翌年彼が亡くなったため、これは彼が作成した最後の十二支の動物となりました。直径は6cmで、状態は良好です。この作品の一例は、1971年に出版された希少な書籍『諏訪蘇山作品集』44ページに掲載されています。
初代 諏訪蘇山(1852-1922)は、現在の石川県 九谷焼の産地で生まれ、1875年に東京に移るまでそこで陶芸を学びました。その後25年間、東京と金沢を行き来しながら 様々な窯や研究施設で働きました。1900年に京都に移り、錦光山工房を管理した後、自分の工房を設立しました。彼の名前は青磁と洗練された磁器の代名詞となり、帝室技芸員と名乗ったわずか5人の陶工のうちの一人でした。帝室技芸員は帝国美術院の会員で、現代の言葉で言えば "人間国宝の前身" と言えるかもしれません。しかし、LNTとは異なり 帝室技芸員と名乗る陶芸家は伊東陶山、諏訪蘇山、板谷波山、宮川香山、三代 清風与兵衛の5人だけでした。彼の死後、養女が後を継ぎました。彼の作品は京都国立博物館に多数収蔵されています。