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Miyagawa (Makuzu) Kosai

Origami Crane-Shaped Koro ー宮川 香齋 “竹鶴香炉 熨斗鶴"

Origami Crane-Shaped Koro ー宮川 香齋 “竹鶴香炉 熨斗鶴"

Item Code: K722

通常価格 ¥274,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥274,000 JPY
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宮川(真葛)香齋による 折り鶴の形をした大きな香炉です。「熨斗鶴香炉」と題された銘入りのオリジナル木箱に収められています。サイズは26×14×18cmで 全体的に良好な状態です。二代 香齋による作品と考えられます。

初代 宮川 香齋 (1819-1865)は 京都で焼継ぎ(欠けた陶磁器を弱火で焼き、釉薬をかけて接着する陶磁器の修復技法。陶磁器が貴重だった時代には、漆を使った修復よりも安価だったことから需要が高かった)を専門とする家に生まれました。焼継ぎの需要が衰退する中、京都に登り窯が増えるにつれ 本格的な京焼の製作へと軸足を移し、染付や青華といった大陸の様式を取り入れた作品や 抹茶や煎茶用の茶道具など、日本の伝統的な茶道具を数多く制作しました。嘉永年間(1848-1854)に 京都守護職・松平容保候に轆轤の技を披露し「十水五石」の印を賜り、初めて「香齋」を名乗りました。後に養子を迎え二代目 香齋となりました。二代目 宮川 香齋(1846-1922)は 真葛ヶ原に窯を開いた宮川長造に師事。寅之助(後の初代 宮川香山)をはじめとする著名な弟子たちと共に、陶芸の腕を磨きました。香齋の系譜は6代に渡り受け継がれ、四代目 香齋の時代には著名な陶芸家である北大路魯山人が工房を訪れ、陶芸の指導を受けました。さらに、四代 香齋は 茶道の名門、久田家11代目 無適斎宗也に師事し、茶道具の製作に深く関わりました。

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