1
/
の
15
Momoyama period Iga Tsubo with Silver Lacquer Repairs ー伊賀壺
Momoyama period Iga Tsubo with Silver Lacquer Repairs ー伊賀壺
通常価格
¥284,000 JPY
通常価格
セール価格
¥284,000 JPY
単価
/
あたり
税込
受取状況を読み込めませんでした
16世紀に作られた質素な伊賀の貯蔵壺です。肩のあたりに斜交縞模様が彫られ、その下に 2つの特徴的な下駄が置かれています。伊賀壺という古い桐箱に収められています。 縁に銀色のラッカーによる補修が 2箇所、側面に 1箇所あり、いずれも経年変化により黒ずんだ緑青に変色しています。この容器は直径22cm、高さ28cmで状態は良好です。
伊賀焼は平安時代後期(12世紀)に三重県の伊賀地方で誕生しました。当初は壺や臼などの実用品を焼くことで知られていましたが、桃山時代(16世紀後半)には 茶道の道具としてその素朴で自然な美しさが評価され、注目されるようになりました。
近隣の伊賀地方と信楽地方は粘土や技法に類似点がありましたが、伊賀焼は特に わびさびの美学の影響を受けて独自のスタイルを発展させました。長石とシリカを豊富に含んだ良質で粗い粘土で作られているため、作品に耐久性と耐熱性が与えられています。薪窯で焼くと、灰と熱の相互作用により流れるような質感と不規則な模様を持つ天然の釉薬が生まれます。高温で焼成し、炎に直接さらすことで独特の焦げ目がつき 陶器に深みと個性を加えます。伊賀焼は不完全さと自然美という "わびさび" の哲学を体現し、非対称の形とざらざらした質感が特徴であることが多いです。歴史的には実用的な伊賀焼ですが、特に水指や茶碗などの茶道の陶器でその芸術的表現が高く評価されています。
Share














