Japanese Silver Inlayed Bronze Vase ー内免勝二 "青銅製 花瓶"

初代 内免紫峰（勝二）による銀象嵌を施したカボチャ形花瓶です。オリジナルの署名入り木箱入りで、直径19.5cm、高さ27cm、状態も良好です。これは、彼の息子が作った シンプルなムラシダオのまだら模様のオリーブ色調の同じ形の花瓶と相性抜群です。

初代 内免紫峰(1904-1987)は、15歳より市岡紫雲に師事し、金工を学び、1925年に自身の工房を設立しました。  彼の作品は1930年の国立尚古展で初めて公開されました。2年後、彼はベルギー万国博覧会で賞を受賞しまし、1960年代半ばの混乱期にも精力的に活動を続けました。1967年には高岡市から文化勲章を受章しました。高岡市立博物館に作品が所蔵されています。1987年に亡くなるまで、伝統的な青銅器の普及に尽力し、息子で二代目の紫峰は1957年から父に師事しました。1974年高岡伝統工芸展で最優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ています（～昭和62年）。