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Hamada Shoji

Fabulous LNT Salt Glazed Chawan Tea Bowl ー浜田 庄司 “塩釉色差茶盌”

Fabulous LNT Salt Glazed Chawan Tea Bowl ー浜田 庄司 “塩釉色差茶盌”

Item Code: MC1616

通常価格 ¥442,400 JPY
通常価格 セール価格 ¥442,400 JPY
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税込。

人間国宝・濱田 庄司による 極めて優れた塩釉茶碗です。「塩釉色差茶盌」と際された共箱が付属します。古典的な椀形のフォルムは引き締まった高台からゆったりとした胴へと立ち上がり、緩やかな凹凸のある口縁へと開いています。静謐な造形は生き生きとした表情を見せる表面を引き立てており、塩釉焼成により密な斑点と微細な孔を持つ質感豊かな半透明の灰緑色の釉肌が生まれ、その下に土の粒子感が透けて見えます。この落ち着いた表面に、彼はリズミカルに彩りを添えています。鮮やかなコバルトブルーの溜まりと温かみのある鉄釉の斑点が交互に配置され、さらに淡い泥漿による広帯のストロークが胴を縦横に流れるように描かれています。単なる帯のように見えるものもあれば、胴の曲線に沿って幅を広げながら変化するものもあります。色鮮やかなアクセントはこの緩やかな構成の中で浮かんでいるかのようで、器を回すたびに現れては消えるような印象を与えます。特にコバルトの使い方が効果的で、その際立った強さが控えめな灰色の表面に絶妙なアクセントを加えつつも、決して主張しすぎてはいません。内側は比較的控えめに仕上げられており、温かみのある灰ベージュの釉薬越しに轆轤の回転の跡がうかがえ外側の躍動感を受けた視線を落ち着かせてくれます。底部のどっしりとした高台は荒々しく仕上げられ、釉薬が薄くなった部分には温かみのある赤みがかった土の色が顔を覗かせています。この対比こそ、円熟期の濱田の真骨頂といえるでしょう。粗い土と塩釉、奔放なスリップ掛け、そして最小限の色使い。それらが飾ることなく融合し、各素材の個性が際立っています。直径は12.5cm、高さ9cmで完璧な状態の作品です。

塩釉は 濱田にとって特別な意味を持つ技法でした。彼はイギリスのセントアイヴスでバーナード・リーチと共に過ごした時代に、この欧州で古くから用いられていた伝統技法に出会い、後にそれを自身の益子焼の語彙として取り入れました。しかし彼は欧州の塩釉炻器を模倣するのではなく、日本の器の造形、奔放な装飾、そして土地に根ざした素材という自身の言語へと消化しました。この茶碗において塩釉特有の微かな粗さとガラス質の表面は、彼が「色差」と呼んだ装飾の極めて効果的なキャンバスとなっています。

濱田庄司は1894年、神奈川県に生まれました。1913年に19歳で東京高等工業学校 (現・東京工業大学) 窯業科に入学し、先輩である河井 寬次郎と親交を深めました。1918年、柳宗悦の紹介で英国の陶芸家バーナード・リーチと出会い、陶芸の歴史を変えることになる運命的な交流が始まりました。翌年リーチと共に渡英し、セントアイヴスに滞在。1924年に帰国後、沖縄に渡り壺屋焼を学び高く評価しました。その後 京都で河井寬次郎と共に過ごし、柳や河井らと「民藝運動」の理念を確立しました。その後 北関東の静かな町・益子に自身の窯を築くことを決意。地元の土や素材を用い、民藝の理念を深めるために絶えず制作を続け、国内外を問わず数多くの芸術家を指導しました。1955年に人間国宝に認定されました。日本の陶芸家の中でも最も影響力があり、高い評価を受ける作家の一人です。

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