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Elegant Meiji p. ArashiyamaYaki Chawan Tea Bowl
Elegant Meiji p. ArashiyamaYaki Chawan Tea Bowl
Item Code: K304
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京都にある嵐山の窯元で作られた明治期の小茶碗です。遠くの山々を背景にした荒々しい松をあしらった、落ち着いた雰囲気の可愛らしいデザインです。美しいアンティークの絹袋に包まれ、樅の木の収納箱に入っています。直径12.5cm、高さ7cmで 状態は良好、台座に「嵐山」の刻印があります。
京都の焼き物は現在では清水焼と呼ばれていますが、昭和初期まではより幅広い名称を持っていました。粟田焼も同様に有名で、江戸時代には御室、押小路、溝呂、修学院、岩倉、音羽、清閑寺など様々な地域が独特の焼き物で知られていました。江戸後期から大正時代にかけては、京都西部の嵯峨や嵐山の小さな窯元が地元の名を冠し、東部の清水や粟田といった主要な中心地を補完しました。1880年代から1890年代には嵐山の陶工が開いた窯元が繁栄し、雲や錦、花筏などの鉄絵のモチーフを特徴とする人気の高い焼き物を生産し、丸い「嵐山」の印がよく押されていました。佐々木三味が指摘しているように 藪内竹翠の銘が入ったものもありましたが、やがて窯は閉鎖されました。大正時代に斎藤栄豊が嵯峨焼を復興したものの、昭和初期には完全に廃れてしまいました。現在は電気窯やガス窯が主流で、清水地区以外にも窯元は多くありますが、その作品は一般的に「清水焼」の名で流通しています。
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