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Taiko Sogen

Edo p. Japanese Mizusashi, 1851 ー大綱 宗彦, 喜祐 "雲堂水指"

Edo p. Japanese Mizusashi, 1851 ー大綱 宗彦, 喜祐 "雲堂水指"

Item Code: K965

通常価格 ¥197,200 JPY
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江戸時代の京都の陶工:喜祐による抹茶の湯で用いる磁器の水指です。大綱宗彦禅師による雲間の松陰の山門が描かれています。取っ手を兼ねた蓋の上には大きなマルハナバチが描かれ、内側には嘉永4年(1851年)初春の日付と80歳の大綱の署名、そして「喜祐造」と記されています。木箱には「小染付写 雲堂水指」と題され、外側に「焼物師 喜祐」と署名、内側には80歳の大綱の署名と印が押されています。直径は17cm、高さは15.5cmで 状態は良好です。

大綱宗彦(1772-1860)は江戸時代の著名な禅僧で、大徳寺 第435世住持、また同寺の塔頭である黄梅院 第14世住持を務めました。6歳で黄梅院に出家して融谷宗通に師事し、1820年に大徳寺の住持となりました。和歌と茶道に秀でた人物として知られ、裏千家、表千家、武者小路千家の家元や 鷹司政通、近衛忠煕、九条尚忠といった著名な公家たちと親交を深めました。彼はまた、越後の茶人で豪商でもあった松村宗悦とも縁があり、京都の著名な陶工である永楽保全の禅の師として重要な役割を果たしました。永楽保全は 彼の黄梅院で初期の修行を始めました。彼の著作には日記「空華室日記」や詩集「大綱遺詠」などがあり、その中には人の一生を淀川の泡に例えた有名な詩が収められています。彼の書、碑、詩画の多くは現存しており、禅と茶の湯の文化界に彼が与えた永続的な影響を物語っています。

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