Classic Tanabe Shochiku (Chikuunsai II) Bamboo Basket ー田邊小竹 (二代 竹雲斎) "万葉 花籠"

田邊竹雲斎の初期の傑作籠です。初期の名が記されたオリジナルの木箱に収められています。小竹斎の名が記されていることから、1937 年に竹雲斎が家名を継ぐ前に作られたことがわかります。縦に開いた板が四角い形は、この芸術家のお気に入りの形です。バスケットのサイズは10 x 17 x 33.5 cmで、非常に良好な状態です。

二代目 田邊竹雲斎(1910-2000)は、初代 田邊竹雲斎の息子として大阪に生まれ、父のもとで修行を積みました。1930年に浪花蘭友会に入会し、1931年に日展に初入選。戦前戦後も出品しました。1937年、父の死去に伴い二代目 竹雲斎を襲名。1991年 長男に工房名を譲り、三代 竹雲斎となり隠居名を一九斎としました。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストン美術館、サンフランシスコアジア美術館、前述のミネアポリス美術館など、世界中の多くの美術館に所蔵されています。