備前細工物 兎置物 ―明治~大正時代
備前細工物 兎置物 ―明治~大正時代
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人間の目から隠れて静かに暮らすこの小さな生き物の表情には、どこか野性の香りが残っています。
細工物の彫刻作品が最盛期を迎えた19世紀から20世紀初頭にかけての 備前焼です。日本の備前焼の歴史は 平安時代(794-1185)にまで遡り、千年以上の歴史があります。岡山県に位置する備前地方は、素朴なシンプルさ・土の質感・自然の美しさを特徴とする独特の陶芸スタイルで有名です。一般的に備前焼は、”釉薬をかけていない表面” が特徴で 土そのものの自然な性質が表れています。備前特有の鉄分を多く含む粘土から生まれたこの陶器の赤褐色は、その有機的な魅力を象徴しています。
細工物―つまり具象的な陶器作品は、19世紀から20世紀初頭にかけて非常に人気があり、その伝統は今でも残っています。自然や日常の物からインスピレーションを得たシンプルな形が、陶器の魅力を高めていて、その素朴な優雅さと控えめな洗練さが 世界中のコレクターや愛好家の共感を呼んでいます。