Bamboo Vase by Wada Waichisai III, 1928 ー三代 和田 和一斎 "花篭"

幅広の赤竹細工を編んで作られたこのシンプルな籠は、1928年の秋の日付が入ったオリジナルの署名入り木箱に収められています。三代目 和田 和一斎によって作られています。箱には一斎の署名があり、これは彼が1933年以前に使っていた名前です。籠のサイズは25.5 x 32 x 34 cmで 状態は良好です。

三代 和田 和一斎 (茂一、1899-1975)は 和田 鹿造 (二代 和一斎)の長男として生まれ、父に師事し、当初は一斎という芸名で修行を積みました。25歳で大阪美術博覧会で最優秀賞を受賞。1933年、父の死去に伴い家名を襲名しました。皇室に迎えられ、開戦まで順調な活躍を見せました。第二次世界大戦末期、神戸大空襲で家と跡継ぎを失い 淡路島へ移住しました。詳しくは『日本の竹籠：形と質感の傑作』またはロイド・コッツェン・コレクションをご覧ください。