Antique Japanese Red Raku Chawan Tea Bowl

側面に切り込みが入った珍しい俵型の赤楽茶碗です。19世紀に作られたもので、経年変化で少々黒ずんだ木箱に収められています。直径14cm、高さ7.5cmとかなり大きく、状態は良好です。

手作業で成形された茶碗で知られる楽焼は、桃山時代(1573～1600年)の16世紀後半に京都で生まれました。楽焼の創始者は わびさびの美学、つまりシンプルさ、不完全さ、自然の美しさを体現する器を求めた影響力のある茶人：千利休に招かれた陶工：長次郎とされています。柔らかく有機的な形、繊細な釉薬、そして熱いうちに窯から取り出す独特の焼成技術が特徴で、自然で予測できない仕上がりになります。この工程は、茶道の中心となる調和とマインドフルネスの哲学を反映しています。