商品情報にスキップ
1 14

Kura Monzen Gallery

Antique Japanese Mushiake Ware Nanban Vase

Antique Japanese Mushiake Ware Nanban Vase

通常価格 ¥33,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥33,000 JPY
セール 売り切れ
税込

岡山県の虫明窯で発見された 19~20世紀初頭にかけての舟虫型土瓶です。海岸沿いで発見された背の広い昆虫の形をした壺で、底には 幸運の象徴であり「よろこぶ」の異字である数字の「」が3つ彫られています。サイズは14.5 x 9 x 25 cmで 状態は良好です。

虫明焼の起源は諸説ありますが、およそ300年前とされています。岡山藩主・伊木家3万3千石の領地であった虫明地区で生まれた焼物で、伊木家の保護のもと御庭焼きとして発展しました。備前焼に似た特徴を持つほか、高取焼など茶陶の名産地の釉薬をかけた陶器に似た作品も作られました。14代藩主で茶人としても名高い伊木忠澄(茶号は三猿斎)の時代に、虫明焼は大きく変貌を遂げました。忠澄は京都の清風与平、楽長造、宮川香山(真葛香山)など当時の名工を招き、彼らの技術を吸収しました。彼らの影響を受け、京都らしい薄さが特徴的な粟田焼の作風が生まれました。

詳細を表示する