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Kura Monzen Gallery

Antique Japanese Ikkan-bari Dry-Lacquer Chawan Tea Bowl

Antique Japanese Ikkan-bari Dry-Lacquer Chawan Tea Bowl

Item Code: K928

通常価格 ¥110,800 JPY
通常価格 セール価格 ¥110,800 JPY
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江戸中期(18~19世紀)の一閑張様式の作品です。荒焼きの陶器茶碗の風合いを模した乾漆技法で作られた茶碗です。底部に印が見られますが、判読できません。茶碗の直径は10cm、高さは6cmで 状態は良好です。古い木箱に収められており、古い紙のラベルには「一閑張茶碗」と記されています。

タイトルの「一閑」とは、経年変化で歪んだり変形したりしない 非常に耐久性の高い漆塗りの容器を作る技法を会得した飛来 一閑にちなんで名付けられました。江戸時代初期の1620年代、戦乱の中国から逃れるため 安住の地を求めて明の漆芸家に渡りました。一閑が自らの漆器の技術と良質の和紙を独自の方法で組み合わせ、「一閑張り」という技法を考案したことから 一閑張りの歴史が始まります。この技法はもともと日用品の耐久性を高めるためのものでしたが、京都の大徳寺を訪れた一閑が 利休の三代目である千宗旦の目に留まり、その後 茶道具の製作に用いられるようになりました。この時、一閑張りは二つの家に分かれました。比企家は千家の十大納所の一つとして茶道具の製造に力を入れ、飛来家は生活道具の製造を続けました。

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