Antique Hakuji Porcelain Bowl ー加藤 渓山 “白磁青銅模様 鉢”

加藤 渓山による見事な鉢で、オリジナルの署名入り木箱「白磁青銅模様 鉢」に収められています。内側は真っ白、外側はほんのり青緑色を帯びており非常に優雅で洗練されたこの鉢は、20世紀初頭の日本の磁器作家たちに及んだシノフィリアの影響を完璧に表しています。この運動の詳細については、『Kindred Spirits, 100 Japanese Ceramics in Chinese Tyle from the Shen Zhai collection』(2024年)をご覧ください。直径28cm、高さ15cmとかなり大きく 状態は良好です。

初代 加藤渓山(1886-1963)は、陶芸の産地である岐阜県多治見市に生まれましたが、京都に出て四代 清水六兵衛に弟子入りしました。京都の同地区に拠点を置き、青磁や中国風の磁器で有名になりました。彼の作品は 京都国立近代美術館などに所蔵されています。