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Kura Monzen Gallery

13th-15th century Japanese Yama-Chawan Tea Bowl ー山茶碗

13th-15th century Japanese Yama-Chawan Tea Bowl ー山茶碗

通常価格 ¥113,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥113,000 JPY
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鎌倉時代から南北朝時代にかけて作られた、幅広で浅いお椀です。内部には他の鉢が重ねて置かれていたため少々目立つ輪があり、縁には漆の補修跡が数多く残っています。これらは、何世紀にもわたって受けてきた年月と尊崇の念を物語っています。直径は17cm、高さは5.5cmで全体的に良好な状態です。シルクのポーチと古い木製の収納箱に入っています。

山茶碗は、平安時代後期(794-1185年)から室町時代(1333-1568年)にかけて、主に東海地方(愛知県と岐阜県)で大量に生産された様々な種類の素焼きの和食器の総称です。この時代の初めには 儀式用の容器や貯蔵用の壺が一般的な陶器でしたが、生産量の増加により入手しやすくなり、下層社会からも陶器の需要が高まりました。その結果、瓶から食器へと変化しました。山茶碗の生産は平安時代末期の武家や地主への富貴分配から始まって 室町時代初期まで続き、鎌倉・南北朝時代(1185-1392)に最盛期を迎えました。鎌倉時代中期には 大量の山茶碗が焼かれるようになりました。溶けたり、壊れたり、損傷した作品は窯の周囲に捨てられていたでしょう。また、窯は不安定で予測不能で、しばしば崩壊しました。そのため、古代の技法の復興に関する研究が盛んに行われた20世紀初頭の発掘調査では、少量の陶器しか発見されませんでした。

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