八木明

八木彬は1955年、京都に生まれました。父は前衛陶芸の先駆者であり、戦後の走泥社の創設メンバーでもあった八木一夫(1918-1979)です。急進的な実験精神と伝統への批判的な姿勢が育んだ環境で育った八木彬は、幼少期からこうした影響を受けながら、独自の道を切り開いてきました。

京都で陶芸を学び、父の遺志を受け継ぎながらも、同時にそこから発展させた作品を生み出しました。概念の厳密さ、洗練されたフォルム、そして実利主義の枠を超えた陶芸の現代的な再考を重視しています。彼の作品は、構造、空間、そしてバランスに深く根ざしており、素材と空間への深い感受性を反映しながらも、静かな知的な強度を保っています。

八木明は、現代陶芸界における最も重要な人物の一人として認められており、日本を代表する陶芸雑誌『Honoho』が選ぶ「最も重要な存命の陶芸家20人」に選出されています。1998年には、権威ある日本陶芸協会賞を受賞し、その長く影響力のあるキャリアを象徴する数々の栄誉の一つとなっています。

八木明の作品は、大英博物館、ヴィクトリア&アルバート博物館、クリーブランド美術館、スミソニアン協会サックラー・ギャラリー、東京国立近代美術館など、主要な国際美術館のコレクションに収蔵されています。数十年にわたる継続的な制作活動を通して、八木明は戦後の前衛陶芸と現代のグローバルな言説を繋ぐ重要人物としての地位を確立しました。

作品「唱歌」も展示された展覧会 デジタルカタログ

Yagi Akira 八木 明

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