新宮 さやか

新宮 さやか(1979年生まれ)は大阪生まれ。2001年に大阪芸術大学を卒業後、2003年に滋賀県立陶芸の森のアーティスト・イン・レジデンスに選出されました。自然と日本の伝統美に深く影響を受け、花の儚さとはかなさを想起させる、緻密な手作業による陶彫刻で知られています。粘土、釉薬、釉薬を巧みに組み合わせ、繊細な職人技で制作されています。彼女の作品は、無常と植物の詩的なフォルムというテーマへの思索的な取り組みを反映しており、 「もののあはれ」(無常への気づき)という伝統を作品の中心概念として捉えています。

新宮の作品は、繊細な花の彫刻から実用的な器まで多岐にわたり、その多くは陶磁器の永続性を感じさせない、驚くほどリアルな表現を特徴としています。例えば「Calyx」シリーズは、花びらのようなフォルムが重なり合い、精緻な彫刻と釉薬で定義された表面が、自然の成長と感情的な共鳴を呼び起こします。

朝日陶芸展や京都工芸ビエンナーレなど、主要な展覧会に作品が入選し、日本各地のギャラリーで個展を多数開催。また、国際展にも積極的に参加し、国内外で高い評価を得ています。

新宮氏の作品は公的コレクションや私的コレクションに収蔵されており、技術的な精密さ、詩的な深み、彫刻的な感受性が独自に融合した作品としてますます評価が高まっています。こうした特質により、彼女は現代日本の陶芸界において同世代の最前線に立っています。

彼女の作品「開花」も展示された展覧会 デジタルカタログ

Shingu Sayaka 新宮 さやか

アーティストによる作品