Morino Taimei 森野 泰明

1934年京都生まれ。京都市立美術大学を卒業する前年の1957年、若くして日展に初めて入選したのを皮切りに、1960年には同展で権威ある北斗賞を受賞。1960年代初頭にはシカゴ大学で客員教授として務めた。日本に帰国後、日展で2度目の北斗賞を受賞し、続いて現代工芸展での知事賞など、キャリアが本格的に飛躍した。 1972年には京都国立博物館と東京国立博物館で展示され、同年に第一回日本陶芸展にも入選。それ以来、東京や京都の美術館での展示の他、パリ、イタリア、アメリカ、カナダ、デンマークなどでの展覧会に出展、受賞を重ねている。2007年には芸術作品に対する最も権威ある賞の一つである日本芸術院賞を受賞。 森野泰明についての詳細は、『Contemporary Japanese Ceramics, Fired with Passion』(Lurie/Chan, 2006)や、最近の展覧会『Generosity in Clay from the Natalie Fitz-gerald Collection』にて掲載されている。