三輪 栄造

三輪 栄造 (1946-1999)は、後に人間国宝となる十一世三輪休雪の次男として、萩焼を代表する名門陶芸家に生まれました。武蔵野美術大学を卒業後、父に師事し、その伝統を敬いながらも、同時に挑戦し続けていました。日本工芸会会員でもあった栄三は、日本工芸会展に度々出展し、田部美術館で開催された「現代茶の湯造形展」での最高賞をはじめ、数々の賞を受賞しました。

彼の作品は、萩焼の落ち着いた美しさを体現していました。柔らかで薄暗い色合いの瞑想的な釉と、引き裂かれ、裂け、あるいは浸食されたように見える土の造形が融合し、畏敬の念と反抗の両面を表現していました。栄三は4世紀にわたる伝統と現代的な感性を融合させ、同時代の作家とは一線を画す独自の美意識を生み出しました。しかし、残念ながら52歳という若さでその生涯は幕を閉じました。三輪家の伝統は、弟である三輪休雪(12代目)によって受け継がれました。

Miwa Eizo 三輪 栄造

アーティストによる作品