三島 喜美代
三島 喜美代は1932年大阪生まれ。1960年代初頭より画家として活動を開始。この時期、新聞紙、印刷廃材、古い映画ポスターなどを用いたコラージュ作品を制作。これらの素材は徐々にアトリエに蓄積され、三島喜美代にとって大きな転機となりました。この過程から、現在では彼女の象徴的な作品となっている新聞紙型の陶芸作品が誕生しました。三島喜美代は、情報の性質と不安定さを問いかけました。新聞紙を紙から陶芸へと変化させることで、マスメディアの移ろいやすさや権威性に対する危機感を表現したと彼女は述べています。
三島の作品は、彫刻、陶芸、そして社会批評の境界を曖昧にする、概念の厳密さと卓越した技術力で高く評価されています。2021年には、陶芸分野への多大な貢献と、その揺るぎない実験精神が認められ、日本陶磁協会金賞を受賞しました。
彼女の作品は、京都国立近代美術館、京都市美術館、東京国立近代美術館、パリのチェルヌスキ美術館、ファエンツァ美術館、ジュネーブのアリアナ美術館、ドイツのケラミオン現代陶芸美術館、シカゴ美術館、ミネアポリス美術館、ニューヨークのエバーソン美術館、岡山の大原美術館、信楽陶芸の森、岐阜県立近代陶芸美術館、ベネッセアートサイト直島など、世界の主要な公共コレクションに収蔵されています。
作品も展示された展覧会「開花」デジタルカタログ