コレクション: 陶芸(Ceramics)

日本の陶芸は、世界でも最も古く、かつ多様な伝統のひとつであり、地域ごとに独自の発展を遂げながら、長い年月をかけて洗練されてきました。土器や陶器といった土ものの器は、この文化の基盤を成し、約1万年前の縄文土器にその起源を持ち、備前、越前、伊賀、瀬戸、信楽、常滑などの窯を通じて、連綿と受け継がれてきました。これらの伝統では、土そのものの表情が重んじられ、火痕を残す荒々しい肌合い、自然灰釉、そして不完全さや偶然性、日常の用に宿る静かな品格を讃える造形が特徴とされています。茶の湯は、こうした器を精神的に高い次元へと導き、侘び寂びの美意識、非対称性、そして手に取るための親密な尺度を育み、日本陶芸の重要な基盤を形成しました。

17世紀初頭に発展した磁器の生産は、新たな洗練の章を開きました。上絵付や染付による華やかな装飾表現が可能となり、青花、色絵、金彩を施した優美な器が生み出されました。有田、鍋島、九谷などの窯では、それぞれに特徴的な色調や意匠が確立され、宮廷や大名のための作品から、海外で高い評価を受けた輸出磁器に至るまで、幅広い磁器文化が展開されました。

Ceramics

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