Very Early Yohen Vase by LNT ー清水 卯一 “窯変 花瓶”
Very Early Yohen Vase by LNT ー清水 卯一 “窯変 花瓶”
Item Code: MC1487
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人間国宝、清水卯一の初期作品としては異例の叙情性を湛えた「窯変花瓶」です。署名入りの共箱に収められています。窯変によって生まれるクリーム色、黄色、灰色、そして淡い青緑色の極めて繊細なグラデーションが表現されています。把手付きの花瓶で、水差しを思わせる細長いフォルムと、近くで見て初めて分かる控えめながらも複雑な釉薬の表情が特徴です。丸みを帯びた下部から、緩やかにすぼまりながら立ち上がる長い首、そして肩から上部へ大きくアーチを描く把手が添えられています。何よりも特徴的なのは、不規則に波打つ開口部で、凛とした佇まいに花のような柔らかい表情を加えています。表面は、アイボリーや温かみのあるクリーム色から繊細な黄色、そして時折のぞく灰色や淡い青緑色が重なり合う、柔らかな質感の釉薬で覆われています。釉薬は均一に塗られるのではなく、溜まったり薄くなったりと表情を変え、首元や把手周辺には温かな黄色が溜まり、下部に向かっては灰色やピンクがほのかに色づきます。全体に見られる微細なピンホールや粒状の凹凸が、表面に乾燥した古びた風合いを与えています。高台周りでは釉薬が途切れ、温かみのある赤褐色の土が細いラインとなって現れ、抑制された色調の中にあって鮮やかなアクセントとなっています。サイズは11 x 13.5 x 26 cmで 完璧な状態です。
人間国宝の清水 卯一 (1926-2004)は 京都の陶磁器商の息子として生まれました。家業を捨て、後の人間国宝である石黒 宗麿に師事し、塑形美術の修行を積みました。彼の作品は 師の様式における主要な要素を保ちつつも、控えめな優雅さと 同時代では珍しいアヴァンギャルドな挑戦精神を取り入れています。1951年の日展で初出品し、それ以来数々の賞を受賞しています。また、プラハ国際展覧会では金メダルを獲得し、ブリュッセル万国博覧会にも出品しました。東京国立博物館、京都国立近代美術館、クラーク財団、フリーア美術館など、多くの機関に作品が所蔵されています。
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