極上の花瓶 ー小山 富士夫「白落掻花生」
極上の花瓶 ー小山 富士夫「白落掻花生」
Item Code: MC1439
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伝説の作家、小山不二夫による秋の草模様が刻まれた、心に残る白い花瓶。オリジナルの焦げた木箱に収められた「白かきおとし花池」と題された作品。岐阜県立近代陶芸美術館所蔵のほぼ同一の作品が、最近、信楽陶芸の森美術館で展示・出版されました(図51、60ページ)。花瓶の直径は19cm(7 3/4インチ)、高さは19.5cm(8インチ弱)で、状態は良好です。<br>
小山不二夫(1900-1975)は陶芸家、陶芸家で、日本陶磁協会理事、日本東アジア陶磁協会会長を務めた。1900年3月24日、岡山県玉島に生まれた小山は、日比谷高等学校を経て東京商科大学(現一橋大学)に入学するが、1923年に中退。幼少期の様々な経験を経て、陶芸に没頭し、やがて古代陶磁の研究へと進んだ。1930年代から40年代初頭にかけて、中国各地の窯跡で先駆的なフィールド調査を行い、特に1941年には定窯窯跡を発見した。著書『中国青磁史草稿』(1943年)は、現在でも高く評価されている。戦後は、東京国立博物館や文化財保護委員会の調査官を務め、文化財の指定や主要な陶磁器参考図書の編集に貢献した。 1954年に出版された全6巻からなる著書『東洋陶磁』(美術出版社)は各国語に翻訳され、国際的にも広く知られています。1960年には第10回芸術選奨文部大臣賞を受賞しました。また、根津美術館や出光美術館の顧問、日本工芸会副理事長などを務め、陶芸展の企画にも尽力しました。1970年代からは国際的な講演・研究活動を続ける傍ら、土岐に築窯し作陶を再開し、1974年には「陶芸十年展」を開催しました。<br>
小山不二夫は、その研究、著作、そして実践を通して、東アジア陶磁器の近代研究を形作り、歴史研究と現代陶芸の橋渡しをしました。彼の陶芸作品は、愛知県美術館、ボストン美術館、大英博物館、ブルックリン美術館、萩・浦上美術館、出光美術館、ワシントンD.C.の国立アジア美術館、岡山県立美術館、シアトル美術館、東京国立近代美術館など、数多くの美術館に所蔵されています。
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