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Inami Tadashi

Lacquer Bowl Set / 輪島塗 濱田屋 井波 唯志 “草花蒔絵 吸物椀 5客”

Lacquer Bowl Set / 輪島塗 濱田屋 井波 唯志 “草花蒔絵 吸物椀 5客”

通常価格 ¥104,000 JPY
通常価格 セール価格 ¥104,000 JPY
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輪島塗伝統の井波唯志による美しい漆塗りの椀セットです。オリジナルの署名入り仕切り付き木箱に入っていて、蓋の内側と外側には 黒く磨かれた鏡面仕上げの表面に、本物の金粉と銀粉を使い、季節の花々を蒔絵で表現しています。

井波唯志は 1923年3月石川県金沢市に生まれました。家系は代々「切通斎」と称される漆芸家であり、初代は輪島塗の発展に多大な貢献をしたことで知られています。19歳の時 東京美術学校付属の文部省工芸技術講習所に入学し、中国や朝鮮の古代陶磁器を深く研究しました。色絵磁器や金襴手で独自の作風を築いた加藤土師萌に陶芸を師事。色とりどりの漆と斬新なデザインで知られる山崎覚太郎に漆芸を師事しました。さらに加藤と同様に芸術性と量産性を両立させた富本憲吉にも師事し、陶芸の技術を磨きました。これらの経験は、彼の職人としての方向性や創造性に深く影響を与えました。1944年に同研究所を卒業後、父から加賀蒔絵を学びました。1946年(昭和21年)には第2回日本美術展に「夏蔓草手箱」で初入選し、その後も数々の賞を受賞。1953年(昭和28年)に輪島市の輪島塗研究所所長に就任。日本現代工芸美術展に出品し、アメリカ、ハワイ、ローマ、カナダ、スペイン、ベルギーなど世界各国で作品を発表しました。1975年、石川県芸術文化使節団副団長として渡欧し、1995年には日本美術展理事に就任。80代半ばで活動を続け、ローマプライズフェスティバル北陸クラフト・現代ガラス工芸展に花器「陽陽」を出品しました。残念なことに、彼は2011年に87歳で亡くなりました。

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