Fugen Kobachi Set of 5 Bowls ー松下 広樹 “普賢小鉢揃”
Fugen Kobachi Set of 5 Bowls ー松下 広樹 “普賢小鉢揃”
Item Code: MC405
受取状況を読み込めませんでした
静かな金属の表面が古びた青銅の落ち着いた古色を思わせる、松下 広樹による浅鉢5点セットです。「普賢小鉢揃」と題された署名入りの木箱に収められています。各鉢は緩やかに細くなる高台に置かれ、幅広い縁は穏やかな円形の平面を形成し 柔らかな斑点のある表面は深い木炭色と温かい金属色を行き来します。驚くほど薄く成形された器の形は微妙な建築的明瞭さを持ち、個々の器としても、統一された食卓のしつらえとしても同様に機能します。松下 広樹による普賢シリーズの一部であるこの作品は、彼が古代の金属を思わせる陶磁器の表面を探求しつつ 土の静かな温かさと触感を保っていることを反映しています。各鉢は直径13cm、高さ6cmで 松下の生前に直接入手したもので、優れた状態を保っています。
松下 広樹 (1977–2024)は福岡県の北九州市に生まれ、幼い頃から土に触れていました。その関心は正式な学習を通じて深まり、2009年には九州産業大学で美術博士号を取得しました。文部科学省の21世紀COEプログラムの支援を受け、十四代 酒井田 柿右衛門の指導のもとで行われた柿右衛門様式の研究は、日本で最も洗練された陶磁器の伝統との直接的な対話となりました。2017年には「うつわつなぎ」というスタジオギャラリーを設立し、陶磁器が人間関係を静かに結びつける媒体であるという彼の信念を反映しました。2021年には上野の森美術館での国民芸術家展に選ばれるなど、そのキャリアは着実な拡大と洗練への継続的なコミットメントによって特徴づけられました。彼の作品は温かみによって和らげられた金属のような表面を持つことが多く、厳格さと優雅さのバランスを体現しており、規律だけでなく優しげな手によって形作られた器です。松下は2024年に亡くなりました。彼の喪失は深く感じられますが、彼の精神は彼が形作った器の中に息づいています。それらの器は、静かな重みをもって日々の儀式に寄り添い続け、触れること、そしてつながりへと誘います。
共有
