19th century Mizoroyaki Chawan Tea Bowl from Kyoto ー"御菩薩焼 茶碗"
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京都北部の御菩薩窯で作られた、 19世紀後半の桔梗文で飾られた優美な鉢です。当時の木箱に収められており、底には御菩薩の印が押されています。細かくひび割れた陶釉に色が染み込み、繊細な経年感を醸し出しています。直径13cm、高さ8mで、保存状態は良好です。
京都の焼き物といえば清水焼だけをイメージする人も多いですが、他にも粟田焼・音羽焼・岩倉焼・朝日焼・楽焼・御菩薩焼など様々な焼き物があります。御菩薩焼は、京都中心部の北に位置する愛宕郡で焼かれていた京焼の一種です。陶器の起源については多くの謎と噂があります。安政年間に書かれた田内梅軒の『陶芸考』によれば、野々村仁清が御菩薩焼を始めたとされていますが、他の文献には 延宝年間に みぞろ村の太平が 東山清閑寺 焼一文字屋に徒弟となり、その後村に戻って窯を開いたとも書かれています。『京焼百年史』によれば、1554年に雲尊院耀蔵によって創建されたとされています。いずれにせよ、17 世紀半ばまでに始まり、約 200 年間続いたと一般に認められています。