Furutani Taketoshi 古谷 剛敏
1974年に名工古谷博文の息子として生まれる。1992年に信楽工業高校陶芸科を卒業後、滋賀県立陶芸試験場に入所し、轆轤の技術を学んだ。翌年、卒業後は鈴木巌の指導を受け、再び試験場に戻り、1995年に卒業。その後、家族の窯に戻り、祖父の忠六一世と父の博文（忠六二世）の両方から伝統を学んだ。
2013年には伝統工芸士に認定され、それ以来、全国伝統工芸展に継続的に出展している。自己を抑え、シンプルで有機的な形の壺を作り、その作品には時代を超えた品質がある。同時に、新しい形を追求し、革新的な技術で粘土に挑戦するという、現代に根ざしつつも、時代を超えて受け継がれた伝統を尊重した作品を生み出している。